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僕と息子と釣り針と12 臨場編その2 [渓流釣り・アマゴ]


お魚料理の宿 魚拓荘 鈴木屋

お魚料理の宿 魚拓荘 鈴木屋

  • 場所: 千葉県南房総市千倉町北朝夷2801
  • 特色: 新鮮な海の幸と山の幸、地酒やワイン等をお部屋か個室で楽しめる時間をご提供します。


TOTOの「Africa」が流れていた。

息子 「これ誰の曲?」

私  「TOTOだよ。」

息子 「へ~、何だかアフリカっぽくない?」

私  「だから~、アフリカって曲なんだよ」

山奥に向かう時は、クラプトンやスティングは似合わない。

海へのドライブには高中正義の「ブルー・ラグーン」と決めている。

だから今日の選曲はTOTOなのだ。

それで良いのだ~!!


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


あれから一週間、彼女の事で頭はいっぱいだった。

確かにパーマークは確認できた。

でも逃げられた(-_-;)

残念とか悔しいとかじゃなく、悲しかった

あの夜の反省会。

議題は「何故あと少しのところでしくじってしまったか」に決まっていた。

集中攻撃だった。



息子 「やっぱりさ~、あのタイミングで竿を立てちゃダメだよね!!」

私  「・・・・・」

息子 「竿はちょっと寝かせて引き寄せなきゃ。」

私  「・・・・・」

嫁  「一日中竿を振り回して、なんも釣れなかったの?」

私  「・・・・・」

嫁  「エサだって高いんでしょ?」

私  「・・・・・」

針の蓆(ムシロ)という言葉は、きっと私の為に造られたのだ。

そうとしか思えないくらい、とても悲しい夜だった。



あれから一週間、私は復讐に燃えていた。

TOTOの「Africa」を10回くらい聞いたところで、やっと釣り場に着いた。

あの時と同じ川の同じポイント。

玉網は忘れなかった。忘れる訳がなかった。

息子 「いよいよだね!!」

私  「行くぞ!!」

息子 「うん」

4月の下旬、暖かいような肌寒いような薄曇りの日曜日。

私と息子は姿勢を低くしたまま、彼女に気づかれないように

そっとその場所に近づいた。

そして、小さな声でつぶやいた。



「今夜の酒は、絶対に旨いぞ!!」



気が付くと、息子は竿を振っていた。

そこは俺のポイントなんだけどな~(-_-;)
渓流釣り場01.jpg

てな具合に、また始まりましたよ~。

本当に釣れるんですかねぇ(-_-;)

えっ?どうでも良い?

はい、勝手に進めますから(笑)

それでは、またお会いしましょう。

さいなら、さいなら、さいなら!! 


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