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僕と息子と釣り針と その2 [序章]

思い返すと、私は息子としか釣りをしていない。

勿論、一人で釣りに行った記憶もない。

と言うか、息子意外の誰ともと釣りをしていない。

それには、深い事情があったのだ・・・
(それほど深くないかも知れないが)


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


ある日の事。

突然、上司から電話が入った。

「転勤だ。山口に行ってくれるか。」

山口???


何でいきなり山口なんだと思いながら、しかしその時の私は

断るという選択肢を持ち合わせていなかった。

何故なら・・・


その当時の上司は、見た目で言うと「ゴルゴ13」に似た

とっても厳つい顔の、全く堅気には見えないタイプの人だった。

↓本当にこんな感じの上司でしたよ(-_-;) 

ゴルゴ13.jpg

だから、断る理由なんてみつかるはずも無かった。



何も知らない家族にそれを伝えなければならなかった。

嫁はそれほど反対しないかも知れない。

娘は小さいから反対する術を知らないだろう。

息子は・・・


学校の友達・近所の遊び仲間。

小学校4年でも、それなりの世界が出来ている。

どうやって説得しようか・・・


ん?

ヤマメ!!

確か山口にもいたはずだ。(正確にはヤマメではなくアマゴだったが)

息子に話すと、二つ返事でOKだった。

何故なら、私は苦し紛れに息子とある約束してしまったのだ。



「山口に行ったら、渓流釣りができるぞ!!」

「ヤマメを釣りに行けるんだ。」

「どうだ、山口に行ってみるか」

「毎週日曜日は渓流釣りだ~!!」

男と男の約束だった・・・



珍しく計算通りに進む展開に、いささか不安を感じながらも、

その時は深く考えてはいなかった。

毎週・・・日曜日・・・渓流釣り・・・


酒の力とは恐ろしいもので、何度となく酷い目に合ってきたのに。

また、できない約束をしてしまった。




てな訳で、息子との釣り道中が始まる事となったのだ。

渓流釣り場01.jpg


え~っと、前置きが長くて済みません。

なかなか本題に入れなくて・・・

でもですね、この前置きは必要なんですよ。

インディージョーンズだって、いきなり冒険って訳じゃないでしょ?

いやいや、インディージョーンズは最初から最後まで冒険でした(-_-;)

でもねぇ、

冒険の前には、それなりの前振りがなければ・・・

だって、本当に危険な釣行だったんですよ!!


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