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「爆釣伝説 釣好会」リベンジ編 by安藝の國釣好会・・・その4 [釣好会 会報]

ジョニー・ゲップは、その膨らんだ下腹を揺らしながら

リー・バン・クリープの待つ酒場のドアを蹴飛ばした。



ゲップ:「待たせたな!」


クリープ:「一人で来たのか?」


ゲップ:「ああ・・・、犬と猿とキジは外で待たせてあるゲップ!!」


クリープ:「全く命知らずのヤツだぜ!!」


ゲップ:「マスター、サントリー・レッドをダブルで頼むゲップ!!」


マスター:「旦那。よそ者には酒は出せないんですがねぇ。」「保安官からきつく言われてるんで。」


ゲップ:「じゃあ、カルピスのお湯割りをダブルでならどうだ。ゲップ、ゲップ」


クリープ:「俺にはガムシロップたっぷりのミルクをボトルで・・・」


クリープが言い終わる前に、犬が慌てて入ってきた。


犬:「ウー、ワン」


ゲップ:「マスター、こいつにはトリスのシングルを頼む」


クリープ:「ワンだからシングルってか?全くふざけた野郎だぜ」



ゲップ:「おい禿げずら!、大島の〇[×]埠頭で待ってるから必ず来いよ。」


クリープ:「分かったよ。てめぇこそ逃げるんじゃないぞ!!」

ゲップ:「ハハッ、人質のカレイを助けたかったら、投げ釣り用のロットは忘れるなよ!!」



ゲップは大きな下腹を揺らしながら、お供の犬を連れて酒場を出ていった。



マスター:「旦那。本当に行くんですかい?」


クリープ:「・・・・」


マスター:「大島の〇[×]埠頭って言やぁ、先週は台風で大荒れだった所ですぜ。」


クリープ:「・・・・」


マスター:「旦那。死ぬ気ですね?」


クリープ:「大事なカレイちゃんを見殺しにゃあ出来ねえんだ。」


マスター:「大島の〇[×]埠頭なんて、あんな恐ろしい所で・・・」


- - - - - - - - - - -


大島大橋を渡り、釣具屋で餌を仕入れた一行は2台の車に分乗し目的地に向かった。


前回は台風の中の強行で、殆ど釣果の無かった釣好会の面々。


22:30頃、釣り場に着くと早速宴会の準備。


慌てる事はなかった。だって夜は長いんだから(笑)


大島バーベキュー.JPG


気温は低かったが、冷たく冷やしたビールで乾杯~!!(って、何で氷で冷やす必要があるんだ?十分寒いのに)


差し入れでもらったイノシシの肉を鉄板で焼きながら、んっ?何かが足りない・・・


カッセットコンロ、鉄板、皿、はし、全部用意してきたはずなのに・・・


あ~、調味料がない!!


ってな訳で、生まれて初めての猪肉は味付けなしで食べる事に(笑)


しかし、これが何とも旨かった!!


会長:「最高じゃねぇ!!」


特攻隊長:「うん、今夜は最高じゃ~!!」




日付が変わるか変わらないかの、まぁ真夜中から竿を出し始めた釣好会の面々。


今日の獲物は「カレイ」に決まっていた。


会長の一存で決まったのだった(笑)


風はそれほど無かったが、波は少し高めだった。


一投目。ジェット天秤が着水すると、東からの風にあおられてラインが流される。


多少の風でも釣りにはやっぱり影響する。


タバコを一服吸ったあと、穂先を確認する。


少しでも風があると、当たりなのか風のせいなのか分かりずらい。


リールを巻き上げ餌を確認。


私:「んっ?エサ取りか?カレイか?」「軍手じゃない事だけは確かだな(笑)」


横で竿を出していた特攻隊長がリールを巻き上げながら「何か付いてるなぁ?」


ヤバい!!また先を越されたか?


シュルシュルシュル・・・


私:「あっ、シロギスだ!!」(カレイじゃなくて良かった・・・)


佐戸さんキス.JPG

流石は特攻隊長。メンバーの先陣を切って最初の釣果。


最初の釣果の後は、寒~い釣り場でガタガタ震えながら穂先を気にするメンバーたち。


風なのか、当たりなのか。半信半疑でリールを巻いてみると・・・


私:「あっ、またシロギスだ!!」

松本キス.JPG

カレイならもっと重たいが、シロギスは上げてみないと分からない。




その後、若旦那にも当たりが・・・


若旦那:「あっ、何か、あれっ?」


投げ釣りでの初めての釣果は、二人に続いてのシロギス。


隊長:「お~、良かったねぇ宮ちゃん!!」


それから若旦那は、たて続けにシロギスを釣り上げた。


カレイの姿は見れないまま、シロギス・アナゴ・メバルを釣り上げたメンバーたち。


上岡さんキス.JPG

金太郎はエギングでアオリ狙いを続行。


予想通り残念な結果に・・・




夜明けの釣り場に会長の動きが忙しくなった。


会長:「何か来てるよねぇ、食ったかなぁ?まだかなぁ?」


そう言いながら、リールを巻き始める会長。


会長:「おっ、デカいぞ!!カレイが来たか?」


メンバーの期待を一身に受けてリールを巻き続ける会長。


会長:「ありゃ、カレイじゃねぇ。エソか~!!」「こりゃあ食えん!!」


タオルでエソを固定し針を外した私は、会長の言葉を聞いて釣り上げたエソを海へポイっと投げ捨てた。


体長40㎝オーバーで、間違いなく今日一の大物。(写メを撮り忘れてしまいました)



結局、カレイの姿は最後まで見る事は出来ず、しぶしぶと納竿。



歳のせいにはしたくないんですけど、夜通しの釣りはきついですねぇ(-_-;)


眠いやら足腰が痛いやら(笑)


会長:「何だかんだで、みんな釣れて良かったの~!」「んっ、金太郎はボーズか?」


会長:「今日は宮ちゃんが主役だったけぇ、今度は絶対に金太郎を釣らすけぇ!!」



ちなみに、金太郎は二週間後に結婚式を控えているのでした。


だから何だと言われても困るんですけど(笑)


まぁ、めでたい話なんで勘弁してくださいm(__)m


- - - - - - - - - - - - - - -


ゲップ:「クリープのヤツ中々来ねえなぁ。」


猿:「キーキキッ。」


ゲップ:「んっ、やっと来たか、遅かったじゃねぇか!!」


クリープ:「・・・・」


ゲップ:「どうした、クリープ?」


クリープ:「ミミミ、ミルクを飲み過ぎた!!」


ゲップ:「だから何だよ!!」


クリープ:「は、腹が痛い!!う〇こが漏れる!!」


え~、皆さんもミルクの飲み過ぎには注意しましょう!!



ハイ、釣りって本当に面白いですねぇ。


では、またお会いしましょう。


さよなら、さよなら、サヨナラ~!!


















     


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