僕と息子と釣り針と23 外道編1 [趣味]
私が川口に住んでいなかったら、
多分一生釣りなんてやってなかったと思う。
運命なのか何なのか・・・
今まで色んな事に挑戦してきたが
こんなにも奥が深い、思い通りにならない趣味はなかった。
多分、これからも・・・
確かに私は多趣味で、でも三日坊主といわれるくらい続かない。
その私が、毎週休みになると・・・
最初は「息子が行きたいって言うから 。」と理由を付け
気が付いてみたら、自分が行きたかったのだ(笑)
息子をダシにして 。
そんなある日。
息子 「ザリガニってこの辺にも居るのかなぁ?」
私 「探せば居ると思うよ。」
息子 「じゃあ、探しに行こうよ!!」
私 「ザリガニを?」
息子 「ザリガニだよ!!」
まだ息子は小学三年生の頃だったから、あまり深く考えなかった。
考えとけば良かった(-_-;)
たかがザリガニでは無かったのだ!!
自宅から車で15分くらいのところに、その湿地帯が広がっていた。
東京からさほど離れてない埼玉の一角に、こんな所があるなんて・・・
田舎育ちの私には、にわかに信じがたかった。
2016年の今は、多分存在していないだろう。
私たち親子は良い時代に生きていたのかも知れない。
周りは自然だらけだった。
釣り場もいっぱいあった。
なのに、なんで「ザリガニ」を?
実を言うと、私は「ザリガニ」が 苦手だった。
「ザリガニ」が苦手と言うよりも、多足生物が苦手だったのだ。
だから気が進まなかった。
気が付くと、私たち親子は湿地帯の中に立っていた。
これから「ザリガニ」釣るのかい?
「ザリガニ」は釣るという感覚ではない!!
その大きな両腕でエサを掴むのだ。
何が面白いのか分からなかった。
で、やっぱり面白くは無かった。
なのに釣れてしまった・・・
息子が、ドデカイ「ザリガニ」を確保してしまったのだ。
私 「釣れて良かったね。」
息子 「やった~!!」
私 「でも、逃がしてやろうか。」
息子 「なんで・・・」
私 「だってさぁ、家に持って帰れないよ!!」
息子 「だから、なんで?」
私 「・・・」
父親を経験した人なら、分かってもらえるだろうか?
嫁の目が怖い・・・
嫁 「なんで、ザリガニなんて持って帰ったの!!」
「誰が面倒みるの?」
「エサとかどうするの?」
「死んじゃったらどうする訳?」
「で、誰が責任持つの?」
もちろん、責任を持つのは私だ!!
そんな事は分かり切っていた。
覚悟の上だった。
あの事件が起こるまでは・・・
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大変な事になりました。
こんな体験をした人がいたら、それこそ希少価値ですよ!!
だってねぇ・・・
次回に続きます。
全く想定していなかった!!
全く、なんてこった・・・
それでは、またお会いしましょう。
さいなら、さいなら、さいなら~!!
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